結婚式は新郎新婦にとっては基本的には人生で一度だけのイベントですけれども、多くの人が披露宴という最も華やかなイベントの主役になってしまうこともあって、自分を見失ってしまって、失敗する人がかなりいます。花嫁さんの場合は、かなり和服にしてもウェディングドレスにしても、それなりに緊張していることもあり、披露宴で失敗するということはあまりないのですが、花婿の場合は「悪友」が絡んでくたり、あるいは新郎が披露宴の際にスピーチをする時などに色々と失敗をしてしまうことがあります。披露宴で新郎が何か失敗しても、そこはお祝いの場なので、笑って済まされることがほとんどですが、失敗をすると後々まで花嫁である奥様からも色々と言われてしまいます。そこで、花婿さんが失敗しないようにするためにはどうしたらいいのかというようなことをご案内したいと思います。
結婚式当日は朝食をしっかり食べる
まず披露宴当日は、新婦も忙しいですが、新郎も色々と忙しくなります。特に披露宴の場合は長丁場になりますし、様々な挨拶や余興などがあり、実際に披露宴で出される食事が食べられないことがあります。一方で、披露宴というお祝いの席になりますし、花婿さんもその日のスターです。特に花嫁さんがお色直しなどにいるときには、メインのテーブルに招待客が詰めかけてきますので、注がれたお酒も飲まざるを得ない状況でもあり、そうすると、空腹でお酒を飲みすぎてしまうと、いくらお酒が強くても酔っ払ってしまいます。お酒で酔っ払ってしまうと、確実に自分を制御できなくなりますので、そうならないようにする準備が必要です。そのための第一段階では、朝食をしっかり食べるようにするということです。おそらく披露宴になると、なかなか料理に手を付けることが出来ませんので、空腹だけでも体調がよくありませんし、ましてや空腹の状態でお酒を飲むと、逆にお酒に飲まれてしまう結果になってしまい、そうならないようにするためにも、しっかり朝食を食べるということが必要です。
お酒を飲みすぎない対策
次もお酒関連になりますが、披露宴になると特に花婿さんにはどんどんお酒が注がれる状況になります。それは花婿さんの「悪友」がお酒を飲ませてしまえということで、どんどんお酒を飲ませようとします。晴れの席ですから、招待客が自分の注いだお酒を普通のお酒の席のように無理強いするということはありませんが、実際にお祝いということもあり、どんどんお酒を注がれる状況になります。こういう状況において注がれたお酒を全部飲んでしまうと、どんなにお酒が強くてもよってしまいますので、節度をもってお酒を捨てるようにします。つまり、結婚式場でも披露宴の時に、花婿さんがお酒を飲まされる状況になるということは当然把握していて、そのために、お酒を捨てるためのバケツなどを用意しています。それは、ちょうど披露宴のテーブルの花婿さんの席の下に用意されていますので、花婿さんは注がれたお酒は口を付ける程度にしておいて、あとはそのバケツに入れるようにしないと、体がもちません。もし、テーブルの下にお酒を捨てるためのバケツがない場合には、あらかじめ結婚式場のスタッフに用意してもらうようにしましょう。
披露宴の挨拶のポイント
最後に、披露宴の終盤に花婿さんが挨拶をすることがあります。これはマストのイベントではないのですが、最後に花婿さんが挨拶をすると、披露宴が締まります。ただ、お酒を飲みすぎてしまうとこういう挨拶も出来ませんし、飲んでいなくても多くの人の前でお話を刷るのですから、緊張してしまって、言いたいことの半分も言えなかったということもよくあります。そうならないためには
・どういう内容にするのか、まず書いてみる
・書いたら、リハーサルを行う
・当日は忘れてしまうと恥ずかしいので、原稿は用意しておく
・原稿をそのまま丸読みをしてもかっこ悪いので、全体的に頭に入れるようにしておく
といった、しっかりした準備は必要です。